聖戀の彼方へ
「その愛は、蒼き世界の彼方へと」
結末が善でも、悪でも。
選んだ想いだけは、誰にも奪うことは出来ないだろう。
──碧華の世界ラグナテラス。
蒼煌神ユーリヤ・レイス・アルヴィリオンの祝福と加護の元にある世界。
皆が皆、与えられた運命を懸命に生きていた。
皆が皆、与えられた使命を果たそうとしていた。
時計のように繰り返される日々。
しかし、それらは狂い始めようとしていた──
愛と呼ぶには独りよがりで、欲と呼ぶには純粋な──そう、これは恋の物語。
世界観
碧華の世界ラグナテラスでは5つの大きな国で成り立っている。
この世界では個人差はあれど誰もが魔法が使える世界であり、魔法によって人々は生きている。
また、世界のどこかに溟海神域アルスヴィドや蒼星結界アステラスなど、神々の領域への入り口があるとされているが、誰一人それを見つけられた者はいない。
歴はアスレウム→ウィオラ→ヴェルミオン→フラウム→プラシノス→スキア→シュネヴラ……といった感じで数えられる。
それぞれの歴にセイクリッドが守護神として割り当てられ、歴によって守護神も変わるようだ。
この世界において、青い目の者は神の証。
赤い目の者は邪神の証であり、金色の目の者は禁忌の証とされている。
栄光帝国ウィスタリア
かつてはヴォルトゥ帝国と呼ばれていた国であり、輝かしい歴史と栄光が共にある国。
大昔にラッパ吹きの災害にあった貧しい様子はもう跡形もなく、人口が最も多い。
大地に囲まれており、海には面していない。
グレイシャルの故郷でもある。
ウィスタリアは焔帝クラウス・ナイツェルが統治している。
軍勢城塞グラディオルス
戦いや武器の技術に長けた国であり、軍や騎士団など多くの組織が存在しているとされている。
特に銃の技術はどの国でも負けることはないであろう。
戦いの腕に自信がある者、何らかの理由で強くなりたい者などが多く集う国でもある。
王達の仲もあり、栄光帝国ウィスタリアとは深く関りを持っている。
グラディオルスは軍帝レイラ・アレニウスが統治している。
赫灼地底ルドアガルス
地中にある富に恵まれた国であり、宝石など多くの大地の恵みが見受けられる。
太陽が見られない代わりに、太陽石という強い光を放つ鉱石があちこちに存在している。
酸素を放つ鉱石もあることから、地中での生活には支障はないだろう。
王の横暴な取り締まりにより、犯罪が最も少ない国とされている。また、他の国との交流も少ない。
ルドアガルスは誓帝シルヴァン・ノワゼ=ミュリエルが統治している。
深海神殿アストランシア
海の中にある幻想の国であり、この世界で神は海に存在していると信じられていることからこの国こそが神に祝福された国だと言う者も少なくはない。
海の中の国であるため、海の生き物が使い魔としてよく採用されている。
空に浮かぶ国、神穹庭園オルテンシアとは兄弟国とされているようだ。
アストランシアは碧帝セシル・ギルバートが統治している。
神穹庭園オルテンシア
空に浮かぶ神に祝福された国とされ、国の中心にある巨大な魔力コアで浮遊している。
ドラゴンやユニコーンなどの生き物が多く存在する国でもあり、その生き物らと民は共存しているようだ。
また、この国の民は魔力コアの影響か魔力は高く、体調不良になることも少なく、温厚な性格である者が多い。
この国にいる生き物や花などは他の国では珍しいので、観光地として最も人気がある。
オルテンシアは神帝ノヤ・ウァル・アルレスキュリアが統治している。
用語集
セイクリッド
蒼煌神ユーリヤ・レイス・アルヴィリオン、創刻神コルネリア・カルディア・セイクリッド、破滅神アルトリア・カルディア・セイクリッド、統宰神スフラリア・カルディア・セイクリッド、栄華神ティレノア・カルディア・セイクリッド、天帝神アイテール・カルディア・セイクリッド、溟海神ジークルーネ・カルディア・セイクリッドの7柱の神を指す。
世界の意思や言葉に耳を傾けることが出来、世界の意思のままに生命達を管理すると言われている。
蒼煌神ユーリヤ・レイス・アルヴィリオンが現在の最高神であり、彼は時折人の前に現れては人と交流するため、多くの人に親しまれている。
聖王
焔帝、軍帝、誓帝、碧帝、神帝の5人を指す。
神と人との間を橋がけているとされている他、この世界を統治している。
エファルス
遥か昔、災害と共に現れた獣ブリガンテとよく似ていると言われている未知の化け物。
全長は10mほどあり、爪は鋭く、翼がある。しかし飛ぶ姿は現在見られていない。
人々を襲う化け物であるため、エファルスが最も出現するとされる殲滅闘諍ヴァンベルクで人々は戦っている。
エファルスに襲われて死亡した者も少なくはない。
蒼蝶病
近年発見された人を強く想うほど深い眠りについてしまう病。大切な人がいる者が発症するとされる。
蒼蝶病を患った者は体から青い蝶が出てくるようになり、蝶が多ければ多いほど目覚めからは遠い。
治すにはその強く想っている人を忘れるしか現在見つかっていない病とされており、問題視されている。
蒼蝶病が発生したのは最高神であるユーリヤ・レイス・アルヴィリオンが原因と言われているが……?その真相は未だ不明。
アルテシア
神穹庭園オルテンシアにて目撃される最高神ユーリヤ・レイス・アルヴィリオンが創り上げた花と言われ、その花言葉は「あなたは幸せでしたか」。
その花言葉から多くの諸説が語られているが、ユーリヤ・レイス・アルヴィリオンから真相は語られることはない。
薬の効果があるらしく、味はほんのり甘い。神穹庭園オルテンシアでは薬草として使われることが多い。
薄紫から青のグラデの花弁が5枚あり、その形はまるで星のようである。